リフォーム施工の様子 たたきの様子

茨木市 川本本店 福嶋屋(骨董)

築80年の町家を再生して骨董のお店としてリニューアルオープンしました。
元々1階が商店店舗、2階が住居だったというこの町家は構造的に不安があったため、構造を残して全面解体、その時に耐震補強を加えています。

壁はご予算の都合もあり施主さんのセルフビルドにて作られています。漆喰の代わりにより塗りやすい漆喰クリームを利用、最初に左官屋さんの指導を受け、その後施主さんが1ヶ月くらいかけて壁塗りされました。
土間は昔ながらの「たたき」仕上げ。
「土間たたき体験イベント」でお手伝いしてくれる人を募りみんなで仕上げました。

珍しいことに、古い商店だったこのお店には表玄関と裏の倉庫をつなぐトロッコ道(!)が。
歴史を感じるものなので「せっかくなので残しましょう!」とぼろぼろにさび切っていたレールをそのまま利用し、葺き替えで下した古い瓦を幾何学模様に埋め込み、この店のシンボルとして残しました。(右下の写真)

レールの名残