交野市H幼稚園の砂場の上、こども達が遊ぶ空間を覆うように藤棚を造る計画です。その藤をはわす構造体の新築工事です。
今回、使用する木材は、高知県嶺北産の桧を使います。
桧は、独特の良い香りがし、木肌が密で美しいのが特徴です。また、木の通りが真っ直ぐで、狂いが少なく、耐水性に優れているので外部の構造体に適しています。
桧の葉はこれです。↓
高知県産の木材を使う理由・・・
高知県北部の嶺北地域は、豊富な降雨量と寒暖の差が大きく、積雪が少ないなどの気候的特徴があります。尾根筋に育つ桧材にとってピッタリで、豊富な生産量を誇っています。 特に植林から40~60年育った木材が豊富で安定した供給がなされています。したがって価格が安定していることから構造材にしめる金額をおさえることができます。嶺北地区では一本一本のヤング係数や曲強度などを測定管理しています。 木材一本一本の強度を知ることによって、荷重のかかる所には強度の高い木材を使用する等、バランスの良い建物を設計することができます。
このシステムは全国的にも高知県嶺北地区のみのものです。エンドユーザーにとっても、私達工務店にとってもメリットがあります。