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正月休みに読んだ本で、非常に面白かったので紹介します。

お金で動くマネー資本主義の行き詰まりで経済が沈滞している現状の打開策として 放置されている里山の資源を利用して、地域経済とコミニィティーの復活を成し遂げる 方法を説いているお話です。
単なる夢物語ではなく実際に事業を成功させている方々の 実例を取材検証して提案しています。ＮＨＫの取材班が数年に渡って行っているもので、 その取材の信頼性は、さすがＮＨＫだと納得するところです。
里山から食料と水と燃料（エネルギー）を取得し、それを地域の中で循環消費する完全地域完結社会を 再構築する試みです。かつて戦前まで日本にあった当たり前のシステムを現代版に構築する方法と 発想の切り替えを提唱しています。

あらゆる分野の人がそれぞれの分野で活かせる里山資本主義を 考えていくきっかけになる本です。ご興味ある方は、ぜひご一読を・・・・

ちょっと待ち時間がありましたので、天神橋筋商店街をブラブラ。

老舗？の天牛書店で古本を気ままに立ち読みしておりました。ふと目にとまった「祈りの木」（飛鳥新社）のタイトルに魅かれて手にとってパラパラと見、一発で気にいり即買いしました。（ちなみに定価2,500円が500円です。お得！）

全国各地に点在する巨樹や珍樹、神樹をカラー写真で紹介し、筆者の感想や想い、体験を記している本ですが、何せ、木の写真がすごいです。生命感あふれるというか、樹齢何百年、何千年と生き抜いた樹木は神が宿っている感じが伝わってきます。筆者の言葉を借りれば、「老若生死」をかかえて立っている感じがします。