
今日から川本邸の内壁の補修工事です。
土壁が長年にわたりだいぶ傷んできましたので、全面改修です。

2005年に再生工事をしました茨木市の川本様邸の住宅が、このたび国の登録文化財に指定されました。
工事にかかる以前の建物は、何回かの改築で建築当時の面影が無くなっていました。「建築当初の昭和3年の建物に戻す」という
コンセプトで再生工事をしました。施主の川本様も維持管理に大変だったと思いますが、とにかくこの建物の価値を後世に残して行きたいと
いう思いで、ご協力頂きました。今思えば当時工事に携わってくださった職人さんみんなが、同じ思いで仕事をしていた様に思います。
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台風18号で漆喰壁が剥がれ落ちる被害を受けた交野市O様の改修工事がようやく完成しました。
台風被害以外にも、経年による劣化部分も含めて改修しました。雨の合間を縫っての工事となりましたが、
きれいに仕上がりました。

台風18号の被害にあった交野市の現場です。
大雨で、蔵の外壁が一部剥がれ落ちました。その他の部分もだいぶ水がしみ込んでいるようで、かなり浮いています。
どの範囲まで修復するか?お客様のご要望もあり、ご相談しながら決めていきます。

お盆を前に、日頃から気になっている所の修繕を済ませて、
気持ちよくご先祖様をお迎えする。
そんな心配りが日本の良いところです。
ガラス戸の建付けを直して、スムーズに開け閉め出来るように直しております。
このガラスは、ユラユラの吹きガラス。
何でもないようですが、今はもう入手困難な貴重なガラスです。